7日深夜。
大きな余震が東北を襲った。
福島県中通りのわたしは、その時の震度は恐らく5弱だった。
震度4と発表された場所と5弱の場所のちょうど境あたりに住んでいるのだが、4の揺れでは無かったように思う。
被害の方は、家の中は棚の上の物などがある程度落ちてきた程度で済んだ。
一番倒れ易そうな棚は父が必死で押さえていたので倒れることは無かった。
玄関の壁の崩れが広がり柱が変な音を立てていた気がするが……気のせいということにしておく。
まだ建っているから大丈夫。きっと。うん。平屋だし、うん……
食器類なんかはもう割れるものが無いくらい本震で割れ尽くしているので問題ない。
新しい食器を出す前で良かった。
ライフライン方面への被害は無かったので、幸いと言える。
猫も揺れるや否や颯爽と何処かへ逃げていったが、全員無事に戻ってきた。
オンライン関係の友人にも沢山心配していただいた。ありがたい。
と、わたしはこの程度で済んだけれど。
復活したばかりのライフラインが再び止まるなどの状況に陥っている場所も沢山ある。
人的被害は本震に比べ圧倒的に少なかったようだが、深刻なのは被災者の心のダメージだ。
ようやく復興へ向けて歩き出したところの場所も多くあっただろうに、再び一からやり直さなければならない場所もあるのだから。
いつまで、こんな状況と向かい合っていかなければならないのか。
明るい気持ちを持てない者も多くいるだろう。
それでも、悲嘆しているだけでは復興へ近付くことは出来ない。
相変わらず、わたしに何が出来るのかなんて皆目見当もつかないが、出来ることを頑張っていこうと思う。
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