水が出た、という報告を受けて歓喜した直後、会社の前の道路から噴き出してくる水。
再び断水、水道管の工事着手。
……がっかり。
昨日はそんな経緯があったものの、本日のお昼頃から会社の方にも無事に水が通った。
会社の機械を回すにはどうしても水が必要なので、今までは地下水を汲んだりなどして対応していたが、明日からはその手間が省けそう。
とはいえ、水量確保のための計画断水はまだまだ続いているので、フルに使えるという訳ではないが。
あとは、漏水の修繕を頑張って貰うばかりだ。
お風呂などに水を溜めてみると判るが、やはりまだ濁っていて、飲料水とするには抵抗がある。
もう少し、水汲み生活は続きそうだ。
そういえば、少し遡って日曜日のこと。
ホームセンターへ行きがてら、開店している本屋さんを発見したので颯爽と立ち寄ってみた。
3月15日以降の新刊は無く、入荷予定は未定とのことだったが、本屋さんという空間があるだけで何とも幸せだ。
とてもタイムリーな設定を扱う漫画ということで気になっていたので、「COPPELION」を購入して読んでみた。
エンターテイメントな分野では、現在、今回の震災に関する表現を自粛・中止にする動きが加速しているという。
わたしは正直、エンターテイメント分野での自粛ムードは理解しかねる。
この作品もそんなムードの影響を受けているようだが、連載中止にするような内容では無いと、読んでみて思った。
ひとつの作品として純粋に楽しんで読ませていただいた。続きを楽しみに思ったし、今後も連載を頑張って欲しいとも思う。
被災者の心境を考えての自粛ムードなのだろうけれど、例えば連載を中止したとして、かなり失礼なことを言うが……自己満足する人が多少出るだけなんじゃないのだろうか。
上手くこの心境を伝えることが出来ないけれど、自粛って本当に復興に繋がるのかね?
悲しみを共有することも必要かも知れないけれど……楽しむべきを楽しまない、喜ぶべきを喜ばないのもどうかしている。
なんて、被災の一部を受けた人間が考えてみた。
あくまで主観であることだけは強調する。
自粛ムード然り、何事も過剰反応は良くない。
うん、良くない。
今日、取引先の会社のひとつからこんな連絡が来た。
原発から半径80km圏内の会社とは取引しないことになったので、御社との取引もしばらく自粛したい。
だ、そうだ。
わたしの所属する会社は原発から60kmくらい。ばっちりアウト。
その会社も東北地方の会社で、担当で対応をしていた営業さんは、同じ東北の会社として非常に恥ずかしいです、と、はっきりとその会社へ伝えていた。もうその会社とは今後の取引も無くなるかも知れない。
一部ではこんな過剰反応もあるというお話。
うん、良くない。
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