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本家サイト「Queen of the Night」の更新情報や日々の戯言・ゲームプレイ記などを連ねる闇鍋的な場所です。
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2017/12/11 (Mon)
早かったような、そうでもないような。
ぼんやりと、ぼんやりと。この1年何をしていたかなと、思い起こす。

わたしは福島県でも中部に住んでいるので、凄惨だった津波の被害も無く。
けれども自宅も倒壊の危機、ライフラインの長期間停止、物流の停滞、風評的な被害など、考えてみればそこそこ酷い状況には置かれていたのだと思います。
それでも職も失わずに済んでいますし、家族も欠けることなく。
幸いなことです。

けれども実家が果樹園なので、風評的な被害は特に考えさせられることが多かった。
検査をしてから出荷しているので安全性はある筈なのに、毎年食べてくださっていた人の中に、「それ、食べれるんですか」などということを言ってくるような人もいました。
それもひとつの真実の声なのでしょう。
生きていくうえで己の安全を確保しようとするのは、本能的な行為なのだと理解もできます。
生存本能なのだから、生産者側がどうこう言っても仕方のないことですよね。
けれど、言われた方はかなりがっくりと来ます。
時には自殺者まで出してしまうくらい、生産のために歳月をかけてきた人たちにとっては、それらの声は心を抉るのだということだけは理解して欲しい。生産者達は、生存に関わる問題に直面しているのだということを理解して欲しい。
言葉は人を殺すのです。
そんなことを、何度も何度も考えました。

勿論、変わらずに注文のお手紙をくださったり、安全性を理解したうえで積極的に購入してくださる人も数多く、そんな人たちには救われてきました。
それ以外にも沢山の救いがありました。
遠く遠くに居るのに、心配して声を掛けてくださったり。
支援を申し出てくださったり。
メールをくださったり。
協力し合うことを実践してくださったり。
ネガティブな思考に陥っても、沢山の救いのおかげで、何度も何度も浮上することが出来たのだと実感しています。

崩壊していた愛用の道路も、ようやく数日前に修繕されました。
雨漏りし放題だった屋根の修理も、ようやく終わりました。
こんな状況でも、会社は新設工事を行いました。
妹は少し遅れながらも無事に入学式を迎え、高校一年生を謳歌しました。
弟も就職が決まりました。

こんな風に、良いことも沢山、沢山あったのです。
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 妹が今日から女子高生になった。
 と思いきや、今日はオリエンテーションのみでまた1週間ほど休みになるらしい。
 校舎がまだ危険な状態らしいので、仕方がない。
 校舎といえば、わたしも通っていた地元の小学校は、新学期は始まったものの建物が古いため、やはり危険な場所が幾つもあるとのことだ。
 生徒達は安全な場所を使いつつ、隣接する公共施設などにも移動しながら授業を行っているらしい。
 そんな状態でも毎朝笑顔で登校している子供達を見かけると、何となくほっとする。

 地震から今日でちょうど1ヶ月。
 だというのに、余震は落ち着く気配を未だ見せない。
 夕方5時16分を皮切りに、震度5以上が3回。
 以降、震度4や3を含む、体感できる地震が15回以上。
 午前中からずっとぐらぐらしている感覚もあり、実に落ち着かない一日だった。
 地面が揺れているのか、それとも自分が揺れているのか。感覚が狂い、判らなくなってくる。

 今回の揺れでは、家の瓦がまた少し落ち、折角片付けた部屋が再びカオスと化した。
 また片付けなければならないのかと思うと気が滅入るが、その程度で済んで良かったと思う。
 知り合いの中には、家の一部が崩れたなどという人も居る。
 土砂崩れなどが発生している場所もあり、震度の強かった沿岸部に近い方では、もっと酷い被害が出ているそうだ。
 先日7日の宮城沖地震でも各所に再び甚大な被害が出たが、会社の取引先の中には、11日の本震よりも被害が大きかったなどという場所もあると聞く。

 本当に、落ち着かない。
 母ももはや地震恐怖症となり、小さな地震でも過剰に反応するようになった。
 そんな中でわたしまで怖がっていてはいけないと判ってはいるが、流石に、こんな状況が続くと恐ろしくもなってくる。
 原発関連で避難指示範囲も広がる見通しであるようだし、不安ばかりが募る毎日だ。
 早く収束することを祈るしかない。
 7日深夜。
 大きな余震が東北を襲った。

 福島県中通りのわたしは、その時の震度は恐らく5弱だった。
 震度4と発表された場所と5弱の場所のちょうど境あたりに住んでいるのだが、4の揺れでは無かったように思う。
 被害の方は、家の中は棚の上の物などがある程度落ちてきた程度で済んだ。
 一番倒れ易そうな棚は父が必死で押さえていたので倒れることは無かった。
 玄関の壁の崩れが広がり柱が変な音を立てていた気がするが……気のせいということにしておく。
 まだ建っているから大丈夫。きっと。うん。平屋だし、うん……
 食器類なんかはもう割れるものが無いくらい本震で割れ尽くしているので問題ない。
 新しい食器を出す前で良かった。
 ライフライン方面への被害は無かったので、幸いと言える。
 猫も揺れるや否や颯爽と何処かへ逃げていったが、全員無事に戻ってきた。
 オンライン関係の友人にも沢山心配していただいた。ありがたい。

 と、わたしはこの程度で済んだけれど。
 復活したばかりのライフラインが再び止まるなどの状況に陥っている場所も沢山ある。
 人的被害は本震に比べ圧倒的に少なかったようだが、深刻なのは被災者の心のダメージだ。
 ようやく復興へ向けて歩き出したところの場所も多くあっただろうに、再び一からやり直さなければならない場所もあるのだから。
 いつまで、こんな状況と向かい合っていかなければならないのか。
 明るい気持ちを持てない者も多くいるだろう。

 それでも、悲嘆しているだけでは復興へ近付くことは出来ない。
 相変わらず、わたしに何が出来るのかなんて皆目見当もつかないが、出来ることを頑張っていこうと思う。
 月も移ろい、だいぶ暖かくなってきた気がする。
 冷えに弱い人達にとってはまだ厳しい気候だが、少しでも和らげば良いと願うばかり。
 歪んだ風景もそろそろ見慣れてきた今日この頃。
 通勤途中、そんな風景の中を登校する小学生達を見かけて、そういえば今日が始業式の学校も多いのだなということに気が付いた。
 たくさんのものが失われていく中で、新しく始まって、着実に前へ進んでいくものも同じくらいある。
 ぼんやりとそんなことを考えた。


 周辺の近況。

 ガソリン。
 並ばなくても買えるようになってきた。
 値段はよく利用するスタンドでレギュラー155円/L、ハイオク166円/L。セルフだとマイナス2円くらい。

 買い物。
 スーパーの営業時間もだいぶ延びてきた。帰宅時間(平均午後6時前後)に開店している店もちらほら見掛ける。
 コンビニも夜8時くらいまでは開店している店も多い。
 一人あたりの購入制限や、空白の陳列棚も減ってきた。ただ、商品の種類はまだ少ない。
 店舗自体の被害が少ないお店は、ぼちぼち開き始めた。
 ドラッグストア、家電屋、飲食店なども。

 水道。
 上水道の復旧はほぼ終了したようだが、未だ漏水が酷く水量確保のための計画断水は続いている。但し、夜9時~早朝6時までと、時間は少し短縮された。
 水の濁りもだいぶ改善され、飲み水としても問題はなさそう。
 下水の方は深刻な様子。

 その他。
 本屋さんに新刊が並んでいた。
 運送会社の配達規制が少し前に解除された。今度、通販を試したい。
 酪王牛乳のパッケージ、福島県産と表示されていた部分が不自然に消えていた。大好きな酪王カフェオレは未だ店頭に並ばない。

 猫。
 野良猫が家の敷地内で出産したが、死産だった。

 嬉しくない話題。
 近所に住む方が、息子さんの居る東京へ最近まで身を寄せていたらしい。
 そこでタクシーに乗ったところ、福島県から来たと知るや否や、タクシーから途中で降ろされたそうだ。

 わたし達は汚染物質ではありませんよ?



 ……美味しいラーメンが食べたいなぁ。
 今現在の、ささやかな願望。
 水が出た、という報告を受けて歓喜した直後、会社の前の道路から噴き出してくる水。
 再び断水、水道管の工事着手。
 ……がっかり。
 昨日はそんな経緯があったものの、本日のお昼頃から会社の方にも無事に水が通った。
 会社の機械を回すにはどうしても水が必要なので、今までは地下水を汲んだりなどして対応していたが、明日からはその手間が省けそう。
 とはいえ、水量確保のための計画断水はまだまだ続いているので、フルに使えるという訳ではないが。
 あとは、漏水の修繕を頑張って貰うばかりだ。
 お風呂などに水を溜めてみると判るが、やはりまだ濁っていて、飲料水とするには抵抗がある。
 もう少し、水汲み生活は続きそうだ。

 そういえば、少し遡って日曜日のこと。
 ホームセンターへ行きがてら、開店している本屋さんを発見したので颯爽と立ち寄ってみた。
 3月15日以降の新刊は無く、入荷予定は未定とのことだったが、本屋さんという空間があるだけで何とも幸せだ。
 とてもタイムリーな設定を扱う漫画ということで気になっていたので、「COPPELION」を購入して読んでみた。
 エンターテイメントな分野では、現在、今回の震災に関する表現を自粛・中止にする動きが加速しているという。
 わたしは正直、エンターテイメント分野での自粛ムードは理解しかねる。
 この作品もそんなムードの影響を受けているようだが、連載中止にするような内容では無いと、読んでみて思った。
 ひとつの作品として純粋に楽しんで読ませていただいた。続きを楽しみに思ったし、今後も連載を頑張って欲しいとも思う。

 被災者の心境を考えての自粛ムードなのだろうけれど、例えば連載を中止したとして、かなり失礼なことを言うが……自己満足する人が多少出るだけなんじゃないのだろうか。
 上手くこの心境を伝えることが出来ないけれど、自粛って本当に復興に繋がるのかね?
 悲しみを共有することも必要かも知れないけれど……楽しむべきを楽しまない、喜ぶべきを喜ばないのもどうかしている。
 なんて、被災の一部を受けた人間が考えてみた。
 あくまで主観であることだけは強調する。

 自粛ムード然り、何事も過剰反応は良くない。
 うん、良くない。


 今日、取引先の会社のひとつからこんな連絡が来た。
 原発から半径80km圏内の会社とは取引しないことになったので、御社との取引もしばらく自粛したい。
 だ、そうだ。
 わたしの所属する会社は原発から60kmくらい。ばっちりアウト。
 その会社も東北地方の会社で、担当で対応をしていた営業さんは、同じ東北の会社として非常に恥ずかしいです、と、はっきりとその会社へ伝えていた。もうその会社とは今後の取引も無くなるかも知れない。

 一部ではこんな過剰反応もあるというお話。
 うん、良くない。
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